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コラム

◆福岡の建築設計者 職種について考える


≪書くことで衰退する記憶力と人間力≫

古代ギリシャの哲学者、ソクラテスは、「書く」という作業を嫌っていたそうです。
なぜなら、書いて残す事により、頭で記憶する必要がなくなり、記憶力が落ちると考えたからです。

また、文字から知識を得る作業を続けると、近年の統計では、相手の顔の表情から、推測する能力が退化してしまう傾向にあるそうで、確かに見せかけの知識(学問)は乏しくても、相手の感情をしっかりと汲み取り、対処できる能力が高い人、人としてたいへん魅力ある人、今まで私が接した方の中でそのような方がたくさんいらっしゃる事に思い当ります。

そのような能力の高い人で、営業的能力も高い方がおられ、業種によっては成功されているのだと思います。

では、建築設計、住宅プランをご提案する住宅会社の職業で求められる『人物像』はどうでしょうか?前述のような、
相手の顔の表情から推測する能力が優れた営業の方はもちろん大切ですが、それ以上に、体系的に建築(住宅)の技術、デザインを理解できている必要があり、自分自身が勤務する住宅会社で取り扱っている仕様を把握していることは当然ですが、それ以外の建築知識がなければ、本当は自社仕様の優劣は分かりません。


「絶対に、うちの会社の仕様がいいです。」 というトークはありえません。特に、建築知識が乏し営業専門社員なのに、平気で言う人がいますが不思議に感じます。それぞれの仕様において、必ずメリット、デメリットがあり、本来ならば簡単には言えません。


もう一つ、どんなに、すばらしい図面が出来上がったとしても、「住宅ローン」の返済額以上になる場合は、建築することが出来ません。予算を把握して、かつ最大限にご希望の建築物(住宅)になる図面を作成しなければなりません。幅広い建築(住宅)知識がなければ、ご提案することが出来ませんし、その上で、会話から相手(施主)の思いを理解する能力が必要な職種なんだと思います。


参考文献:『ソクラテスはネットの「無料」に抗議する』  ルディー和子 著 (日経プレミアシリーズ)
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一級建築士2名 二級建築士2名 スタッフ
 
弊社での考え方を下記HPに掲載しています。

http://kiyo.jpn.com/hajimeni.html


 


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